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help リーダーに追加 RSS No.B-95 〜文系官僚が八木アンテナを無視、国を滅ぼす〜

<<   作成日時 : 2009/10/25 08:16   >>

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画像  日本の国の主導層を表現する言葉に「法科万能」という言葉がある。日本のトップを占めてきた者に東大法学部出身者が多く、財界でも文系出身の営業畑を歩いてきたものがトップマネージメントの主流をなしていた。製造業よりも銀行やサービス業の方が概して給与面で恵まれていることも、法科万能の悪影響かもしれない。
  過去に於いて日本では、1928年東北帝大の八木英次博士が、同じく東北帝大の岡部金次郎博士のマグネトロンとともに世界に八木アンテナに関する論文を発表している。
  この二つの理論は、近代戦争では勝敗を左右するレーダー(電波探探知機)の基礎となる重要なものであったが、その当時の文官中心の官僚は重大さが理解できず、特許の更新をせず、戦雲急を告げる時期になっても軍官僚は“闇夜に提灯を照らし、相手に態々自分の位置を知らせるようなもの”だとして一顧だにしなかったのである。  レーダーには、指向性の強い電波:マイクロ波と効率の良い指向性アンテナが必要であるが、そのいずれも大正時代に折角日本で発明しながら、文系国家上層部は理解できずに日本は破滅の淵に向かって行ったのである。
  1941年日本がシンガポールを急襲占領したとき、イギリスではレーダーをすでに使用していた。シンガポール占領後、捕獲した軍事機密文書の中に“yagi antenna”という言葉があり日本軍は理解できず、イギリス人捕虜にその意味を質したところ、「日本人なのに”yagi antenna”を知らないのか」と呆れられたという。 そこで初めて、日本の八木アンテナの重要性を認識したのである。
  イギリス、ドイツではレーダーの開発競争は熾烈を極め、イギリス・バトルオブブリテンの際、圧倒的空軍力を誇るドイツ軍が英国上陸をめざして航空爆撃攻勢をかけたとき、日本の技術を利用して完成したレーダー防空網によって英空軍を助け、ドーバー海峡上空で優勢なドイツ空軍を撃退し、ドイツのイギリス上陸を断念させた歴史がある。トラファルガー沖の海戦ではネルソン提督が殊勲者なら、バトルオブブリテンの殊勲者は日本の技術ということが出来よう。
  その日本は官僚の暗愚さゆえ、レーダーの有効性をも判断つかず、「明治の大砲(ゴルフでも使われるが)」や「大艦巨砲」主義から抜けられず、太平洋戦争2年目の1942年のサボ沖海戦の頃からは、夜襲戦法しかできない日本海軍に、米軍のレーダーによる夜間索敵及び射撃管制によりことごとく反撃されるようになった。しかし、日本がレーダーの必要性を痛感した頃には戦争の帰趨は決まっていたのである。日本では開発が間に合わず、同盟国ドイツから潜水艦で技術情報を取り入れようとしたが、マラッカ海峡で技術情報輸送中の潜水艦は沈められ、終戦までレーダーは未完成のままであった。マリアナ沖海戦では、日本帝国海軍航空戦力はアメリカのレーダーにより壊滅させられ、以後特別攻撃隊による無意味な戦術以外選択肢はなくなっていた。
  八木博士の八木アンテナは、戦後のテレビ社会には不可欠の貢献を果たし、岡部博士のマグネトロンは、電子レンジの原理となり、これも世界中の家庭に普及している。この度成立する民主党政権は、日本初の理系首脳政権(首相:東大工学部、官房長官:中央大理工学部、国家戦略室:東工大工学部)である。理系は芸術家のように、右脳を駆使し論理で裏打ちしたソリューションを導くことが出来るが、この能力は高等数学の演練によって開発される能力である。 過去の歴史を反省して、今や文系出身者が常に“床柱の前”に座る時代は過去のことになるであろう。

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