~膀胱癌手術・TURBT(経尿道的切除術)を受ける~

画像  12月9日午前十時に千葉県がんセンターに入院、手続きを済ませ11時にさっそく麻酔医の説明を受ける。
同室のK(75)さんと知り合う。Kさんは10年前、前立腺肥大を手術し、手術した個所が癌になったそうだが、前立腺が腸と癒着して、侵襲性の少ない最新のロボット、ダビンチによる前立腺摘出ができず、従来の手術をすると言っていた。
 75歳を過ぎたKさんの年齢なら、手術はせずホルモン療法で済ますところ、手術に耐える体力があるので手術することになったそうである。
 入院した午後は何もすることがない。無聊を慰めるテレビもあるが、パソコンが病室で使えるのでYOUTUBEで落語や漫談を見て過ごす。
  12月11日、手術当日朝7時には妻が来院、8時40分看護師が迎えにくる。8時45分7号手術室に入る。予め選んでおいたポールモーリア・オーケストラのBGMがかかっている。看護師、麻酔医が手際よく全身麻酔の点滴を始めるとあっという間に眠くなり意識を失った。それから、名前を呼ばれて意識を回復したときにはTURBT手術は終わっていた。予定より短時間で終わったという。膀胱にカテーテルが入れられ、尿意を感じるごとに激痛が走る。膀胱の尿が排出さると痛みは治まる。一回だけ看護師が座薬を入れてくれたが、尿意に伴う痛みはカテーテルを抜くまで残った。翌日にはカテーテルにも慣れ、歩けるようになった。執刀医のN先生によると、癌は膀胱の3分の2に広がっていたという。その病理検査の結果が判明するまでは確定診断ができない。手術の結果は年内に知らせてもらえるという。いい正月が過ごせるか、暗澹たる正月になるかその結果をクリスマスの日知らせてくれることになった。
 手術後の週末には、息子や娘が入れ替わり見舞いに来た。また地域の人達やの見舞いや、横浜の友人夫婦も見舞いに来てくれた。遠路申し訳なかったが、気持ちが有難かった。見舞いに来た、友人も膀胱前立腺に違和感を感じて泌尿器科の診察を受けたところ、前立腺に硬結を触れたらしく前立腺がんの疑いがあるという。近いうちに前立腺針生検を受けるという。PSA値も基準値を超えているという。二人が一万人に数人の膀胱癌にと数千人に一人の前立腺癌があるなどと言う確率は通常あり得ないが、我々の年齢になるとあり得るのである。
 カテーテルは、退院前日まで1週間装着。カテーテルを17日、主治医が抜いてくれた。カテーテルと尿バッグから解放された解放感は何とも言えない解放感であった。しかし、術後はしばらく頻尿と切迫尿意が続いた。
12月18日、10日間の入院を終え、無事退院した。
 12月24日クリスマスの日にがんセンターに術後の病理検査の結果を聞きに行った。
ほぼ予約時間にN先生の診察室に呼ばれた、妻と私は裁判の判決を受けるような気持ちでN先生の確定診断を待った。N先生は、「一応治療はこれで終了します。病理検査の結果は表在性で悪性度はLow Grade,ptaM0です。再発しやすいので3か月ごとに検査をして頂きます」私は「予想しうる最良の結果です。有難うございました、何よりのクリスマス・プレゼントになりました」とお礼をいうと、先生は「そうですね」と同意した。
  がんは手術をしても、生活習慣が大きく作用し、特に今までの生活習慣や食習慣を続ける限りまた癌ができるので、適度な運動、ストレスをためない生活、副交感神経を働かせることを心掛けるとよいと言われているのでそれを実行するとともに何と言っても食生活を変えることにした。末期がんが玄米菜食で全快したなどと言う話をよく聞くが、菜食・ゲルソン療法いずれも疑問がある。私もしばらくニンジンジュースを絞って飲んだが、そのためかどうかはわからないが体質的に結石ができ危険なので止めてしまった。いろいろ考えた挙句、末期がん患者ではないので次の食生活を心掛けている。
 1 にんじん・緑黄野菜をたくさん取る。
 2 がんと闘うには蛋白質は欠かせなないので、動物性脂肪、脂身は極力控え、魚介類、豆腐植物蛋白を主体に摂る。添加物の多い加工肉、練り物は避ける。
 3 海草、キノコ類を多く摂る。
 4 塩分は極力控える(1日7g以下程度)
 5 主食は玄米、全粒粉を主食とする。ただし玄米については徹底してこだわらない。
食事はよく噛んで、腹八分目が良いと言われる。出来たら六分目が良い。「腹八分目医者いらず、腹六分目老い知らず」と言うらしい。
 老いること自体が免疫力を低下する故、老いること即ち癌になりやすいことは避けられない。二人に一人は癌になる時代、特に男性の6割は癌になると言われている。癌を恐れて逃げ回るのでなくて、癌と上手く付き合って生きていく必要があると感じるこの頃である。老後は癌に罹るものとした規則正しい生活、適度な運動、野菜中心の栄養バランスのとれた食生活などの生活習慣を心掛ければ、癌とは縁のない老後が遅れるような気がする。

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