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zoom RSS 〜キリンビールと坂本龍馬〜

<<   作成日時 : 2018/05/16 09:09   >>

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画像    私は余り酒が行ける方ではないが、なぜがビールと言えば麒麟というイメージがある。麒麟の商標に使われている麒麟が首の長い動物園でみる麒麟と違うので、なぜか子供のころ気になった記憶がある。改めてキリンビールの商標を見ると首は龍に見え胴体は馬にみえる。これはまさしく竜馬ではないかと思ってキリンビールの沿革を辿ってみると、坂本竜馬にたどり着く。
   キリンは漢字で「麒麟」と書く場合と「騏」と書く場合があり、馬偏の騏は一日千里を走るという名馬を指すようだ。英語にはfleet footed horseという表現があるが、これは「騏」と訳される。麒麟とは中国古来からの想像上の生き物で、西欧の想像上の聖獣ユニコーン(一角獣)のように吉兆のシンボルとされ、頭は鹿、尾は牛、脚には馬の蹄、胴体はには鱗があり全身炎で覆われているように描かれている場合が多い。この麒麟は優れた統治者が出現(出生)し、世の中を平穏に統治するときに現れ、繁栄や晴朗をもたらすと考えられていた。「麒麟児」とは、才能・技芸が特にすぐれ将来性のある若者を指し、まさに坂本竜馬のような若者を指す。
画像   キリンビールは、まさに麒麟児坂本竜馬を愛し支援したイギリス貿易商トーマス・グラバーが日本初のビール会社「日本ブルワリー会社」をグラバーの尽力により岩崎弥之助率いる三菱が主体となって事実上買い取りキリンビールのブランドで発売したのが始まりで、のちに麒麟麦酒株式会社として再出発したと聞いている。岩崎弥之助は海援隊隊士で三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の弟で、弥太郎は坂本竜馬の部下としてグラバーの知己を得たことから、グラバーは明治以後三菱の顧問役をしていた。キリンビールは、グラバーの強い希望で麒麟をブランド・マークにしたものであるが、その麒麟イメージが頭が龍で胴体が馬に見えることから龍馬そのものに見えたに違いない。グラバーは大宰府天満宮の麒麟の像が欲しくてたまらなくて、天満宮と交渉したが手に入らなかったという。その代わりかどうか不明だが、長崎のグラバー邸には一対の麒麟の狛犬を飾っていたそうである。その狛犬は今も保存されている。キリンビールの商標の麒麟像はその狛犬がモデルとも言われている。
   動物園のキリンも、首が長いことを除けば麒麟のような姿形である。麒麟の頭は鹿に似ていて胴体は馬のようでもあるし、キリンのしっぽは牛のしっぽに似ており、体の模様は鱗のようであることから、15世紀当初、明の鄭和率いる艦隊がアフリカに遠征し連れ帰った麒麟に似た動物を麒麟と名付けたことがキリンの名前のゆらいだという。時の永楽帝は帝位を簒奪したという噂があり、自分の帝位に対する正当性に後ろめたさがあったはずで、本物の霊獣麒麟が連れ帰られ自分の治政を祝福して現れたとでも言いたかったに違いないなかったであろう。さすがに中国では、本家本元の麒麟伝説の国なのでいわゆるキリンを麒麟と呼ぶには違うと思ったのか、「長頸鹿」と呼んでいるという。
ともあれ、この世に坂本竜馬が長崎に赴き、グラバーとの邂逅がなかったら今のキリンビールは存在しなかったであろうと思うと改めて坂本竜馬は「麒麟」としてこの世にあらわれ、幻のように去って行ったような気がしてならない。

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